2017年10月24日掲載 測位航法学会
2017年10月25日修正 測位航法学会
2017年10月27日修正 測位航法学会
2017年10月22日(日)に東京海洋大学越中島キャンパスにて開催予定であったGPS・QZSSロボットカーコンテスト2017は、台風21号の接近に伴う風雨のため、中止いたしました。
代わりに屋内にて参加者交流会を開催しました。来場した13チームがそれぞれの機体の特徴を持ち時間5分でプレゼンテーションし、来場者による投票を行いました。参加者プレゼンテーションの投票結果を掲載します。
日時:2017年10月22日13時~16時
場所:東京海洋大学越中島キャンパス職員会館
1.参加者プレゼンテーション(13チーム)
・プレゼンテーション(5分)
ハードウェア構成とその特徴の説明
走行アルゴリズムとその特徴の説明
・質疑応答(3分)
2.投票(20票)
以下の観点で、参加者・見学者・事務局が投票を行う。
・高得点期待度(1人2チームを選択)
・独創性(1人2チームを選択)
ダブルパイロン+
※リンクの張られたロボットカー名はプレゼンテーション資料を表示します
エントリーNo. | チーム名 | ロボットカー名 | 高得点期待度 | 独創性 | ||
得票数 | 順位 | 得票数 | 順位 | |||
13 | MebiAsエンジニアリング | Eagle | 15 | 優勝 | 3 | |
9 | Amano.Lab | Kevin | 6 | 準優勝 | 8 | |
3 | 仕事の合間に頑張る会 | RBX-R | 5 | 入賞 | 3 | |
11 | マンボウプロジェクト | Margay | 4 | 入賞 | 5 | |
5 | SonodaLab | Rover Jun | 3 | 入賞 | 1 | |
2 | ところてん | 鋸鋸 | 3 | 入賞 | 0 | |
17 | @acketred | あけおぺ | 2 | 8 | 敢闘賞 | |
10 | 茨城高専 | 北斗 | 2 | 1 | ||
1 | OneBit | Vento | 0 | 5 | 敢闘賞 | |
7 | 高専OBOG | NTRC1 | 0 | 3 | 敢闘賞 | |
16 |
つくば工科高校 ロボット工学科 2班 |
ダークネス パンプキン |
0 | 3 | 敢闘賞 | |
15 |
つくば工科高校 ロボット工学科 1班 |
安全運転 | 0 | 1 | ||
14 |
電気通信大学ロボメカ工房 フライト部隊 |
わかば号 | 0 | 0 | ||
4 | MIDNIGHT Lab | |||||
6 | denshi LAB | pumpkin 1 | ||||
8 | salesio | LUNCH BOX | ||||
12 | MebiAsエンジニアリング with Team Katy | Cougar |
アプリコンテスト
エントリーNo. | チーム名 | アプリ名 | 10/21試走会での得点 | 順位 | ||
2 | Amano.Lab | GnssRobotController | 170点 | 優勝 | ||
4 | MebiAsエンジニアリング | Eagle Software | 220点 | 優勝 | ||
1 | J-Robot |
動作せず |
敢闘賞 | |||
3 | ohisama | GPSカー | 動作せず | 敢闘賞 |
ネコビデオビジュアルソリューションズ(NVS)様ご提供
ダブルパイロン+
RTK測位(数センチの精度が出る測位方法)を使用するチームが昨年の1チームから6チームへと大幅に増えました。その一方で、低コスト化の観点からマルチGNSS環境を活用して、あえて単独測位で挑むチームもありました。参加者の衛星測位に関する知識レベルが上がっており、コンテスト事務局としては非常に嬉しく思います。
3回行われた試走会には多くのチームが積極的に参加しました。また、コンテスト当日は中止の連絡をしたにもかかわらず15チームが来場しました。プレゼンテーション開始直前まで開発を続けるチームが多く、その熱意に驚かされました。
プレゼンテーションでは「試走で300点以上が出た」、「400点を狙える」といった声がありました。ハードウェアがTAMIYA製ラジコンで横並びになる中、走行アルゴリズムに対する各チームの設計思想が出ていて、走行している姿を見られなかったのが非常に残念です。
年々参加者のレベルが上がっていますが、今後も初出場のチームにも優しい大会であり続けたいと思います。
アプリコンテスト
次のメリットがあるため、昨年より始まった競技です。
①ハードウェアの開発が要らないので、ソフトウェア技術者が参加しやすい
②アプリの提出だけでよいので、来場が必須ではなく遠方の参加者が参加しやすい
③ハードウェアが共通のため、走行アルゴリズムの良し悪しの比較ができる
今回は4チームがアプリを提出しました。うち2チームはロボットカーが走行開始するには至りませんでしたが、遠方からアプリのみ提出というチームもあり、広く全国から参加いただけたのは嬉しく思います。優勝した2チームは前日の第3回試走会で200点前後を出しました。ダブルパイロン+で上位に入ることのできる点数です。
来年はAndroidアプリに限定せず参加できる仕組みを検討したいと思います。